スケートアメリカ男子

総合結果 SPプロトコル FSプロトコル

 今季新たに取り組んでいるフライングレイバックスピンですが、判定はレイバックではなくアップライトというもの。レイバックと認定するには、上半身が十分に後方に傾いていないという判断だと思います。《加筆:と書いたのですが、フリーではレベル2となっていますね。レイバックの姿勢としては認められていて、着氷時のサイドウェイズに問題ありということなのでしょうか?》先週のジュベール選手同様、この判定は気になります。アップライト系は回転速度が速いので、キャメルに変更するとなるとスピンの消費時間が大幅に増え、プログラム全体の見直しを迫られかねないからです。ステップでSP・FS共にレベル4を獲得(*1)、GOE加点が凄まじいです。トリプルアクセルが安定している選手なのですが、今季に入ってミスが目立つのは気がかり。フリーは高橋選手のプログラムにしては、ガツンと響くものがないかも。連勝でファイナル進出を確定させる。おめでとう。
*1
録画してあるNHK杯フリーのサーキュラーステップを確認したところコンビネーションターンに該当しそうなのは、
LBIからの反ロッカー→反カウンター(足を換えて)→時ツイズル→時ロッカー
LFIからの時ロッカー→時カウンター(足を換えて)→反ツイズル→反ロッカー
の二箇所だと思われます、多分。
1.足換えを挟んでも大丈夫
2.時→反→時→反のようにジグザグではなく、全体として時計回り・反時計回りのターンがそれぞれ2回以上含まれていれば大丈夫、ということではないかと。

 ・・・またやってしまったコンビネーションジャンプの回数違反。もう慣れたというか、後半のトリプルアクセルを単独にした段階で間違いなくやってしまうだろうなと、心の準備は出来ていましたが・・・それにしても勿体無い。織田選手のこのミスは、ほとんど一本目のトリプルアクセルをコンビネーションに出来ないときに起こっているように思います。ここまでくると、二本のアクセルを最初から3A−3Tと3A―2T―2Loに固定する構成もありかと。落胆のあまり、演技内容はあまり覚えていません。ファイナルへの切符はほぼ手中に。