織田信成、今季FS


 織田信成選手 チャップリンメドレー(インタビューつき高画質)
  3Lz 3A−3T FSSp 3S CiSt
  (ここより後半)
  3A 3Lz 3F 3Lo CSSp 2A SlSt CCoSp
 いやー、最高!!凄い盛り上がりですね。
これまでの織田選手のプログラムの中で私の一番のお気に入りだったのが、『セビリアの理髪師』です。コミカル路線は織田選手に良く合うと思いますし、美しいジャンプとスピンの持ち主でもあるので、全体としてくどくなり過ぎなくて、私には絶妙な絡み具合でした。この『チャップリンメドレー』も同じような、というよりそれを上回る好印象を持ちました。中間のヴォーカルの入っている部分、凄く好きです。腕の使い方がとてもきれいになり、美しい体の線を見せてくれています。コミカル一辺倒ではなく、王道のプログラムもこなせる能力があるのを見せることは、競技会では大事なことだと思います。ここのトリプルアクセルが決まるか否かで、全体の印象が大きく変わってきそう。昨季、足換えシットスピンの評価が伸び悩んだ原因の一つに、足換え直後の中間姿勢が目立ったことがあると思うのですが、その課題もポジションをキャノンボールに変更することにより改善されていると思います。また、これまで、ステップで感じていたもたつきや上半身と下半身のちぐはぐさのようなものも感じられない、というか、それがあったとしてもちょうど二度のステップに当てはめているコミカルな曲調によりプラスに作用しているのかも知れません。織田選手の持ち味をフルに発揮すべく計算されつくしているように思います。名プログラムの予感!!