2010-01-01から1年間の記事一覧

グランプリファイナル

結果 男子 パトリック・チャン選手 ジャンプ・スピン・ステップ・つなぎ、全部一級品。本当に欠点の無い選手だと思います。トリプルアクセルが安定してくると、鬼に金棒。 織田信成選手 ダブルアクセルのミス、全ジャッジがマイナスをつけているので、要素の…

ファイナル男子SP

結果 織田信成選手 4−3コンボ、凄すぎです!!!佐野氏の解説の通りであれば、基礎点14.40に加点2.29(9名のジャッジの内、3名が+3評価)を得ています。4Tの大きさでは、元々現役トップクラスの織田選手ですから、あの流れの中でコンビネーションを降…

エリック・ボンパール杯

結果はこちらから 男子 ライブで観戦しました。表彰台3人が力を出し尽くした見事な演技を披露し、大興奮。 小塚崇彦選手は、“練習通りに出来れば無問題”という趣旨のコメントをショート後にしていたのですが、それを本番で実践してくれました。ジャンプでは…

ロシア杯

結果はこちらから 女子 安藤美姫選手 シリーズを連勝し、暫定トップでファイナル進出を確定、おめでとう。ショートでは、ダブルアクセルに本来の大きさ・流れがない、最後のレイバックで明らかに時間が足りなくなってしまうなどの問題点があったと思うのです…

スケートアメリカ女子

総合結果 SPプロトコル FSプロトコル 村上佳菜子選手 シニアGPS2戦目にしての優勝、そしてファイナル進出、おめでとう!!!ショートでは、アクセルでの要素抜けがあったにもかかわらず、変わらぬにこやかな表情に演技者としての本質(片鱗?適切な日本語が…

スケートアメリカ男子

総合結果 SPプロトコル FSプロトコル 高橋大輔選手 今季新たに取り組んでいるフライングレイバックスピンですが、判定はレイバックではなくアップライトというもの。レイバックと認定するには、上半身が十分に後方に傾いていないという判断だと思います。《…

スケートアメリカ男子SP

結果はこちら 織田信成選手 東京ワールドを意識しているのか、和を基調としたプログラム。パンツから察するに忍者がテーマでしょうか。流れをもったジャンプの前後を細かくステップを踏みながら演じる様子は、私には正しく忍者に思えました。カナダ大会では…

中国杯FS

結果はこちら 男子 小塚崇彦選手 点数の伸びづらいシステムに変更となっていきなり、ベストを更新しての優勝、おめでとう。冒頭の振りを自分のものにできていて、新境地を見た気がしました。4Tで手をついた以外はミスのない演技。とはいえ、ジャンプの軸・…

中国杯SP

結果はこちら 男子 女子 男子 小塚崇彦選手 演技中の照れのようなもの・全体的に視線が下を向いているといったこれまで感じていた物足りなさが少しずつ改善されているように思います。演技構成点でもしっかりと評価されていますが、これについては毎季一喜一…

NHK杯(女子SP)

五輪シーズンが終わったなあとしみじみしていたら、本格的なシーズンイン!ついに四十路に突入したせいか、この半年強は本当にあっという間でした。今季、GPS初戦はNHK杯です。 結果はこちら カロリーナ・コストナー選手 フリップからのコンビネーションジャ…

足換えスピン

ジャパン・オープン、華麗に見逃しました。Youtubeの映像しか見ていないものですから日記にするつもりはなかったのですが、恒例となりつつある(おっちょこちょい&中途半端な英語力なものでごめんなさい。できるだけ減らすように努力します)勘違いに気づい…

ISUルール変更(明確化)

テクニカルパネル・ハンドブック2010/2011 (8/19追加)テクニカルパネルハンドブック2010/2011 日本語訳 ステップの『回転方向の素早い転換』において先日の日記で大変な勘違いをしてしまったので、まずはそのお詫びと訂正を兼ねて真っ先に・・・とはいうも…

ISUルール変更2

ISU Communication No.1619 例によって、これは、と思った変更と、それについて思うところを書いてみます。 ショートプログラムの要素が7つに減りました。(今季までは8つ)男子ではステップシークエンスが2つから1つに、女子はスパイラルが無くなり…

ISUルール変更

Communication No. 1611 ISUから来季のルール変更点が公表されました。節目の五輪が終わったこともあってか、かなり大幅な変更となっています。ざっと読んでみて、私がこれはと思った変更点をいくつか書いてみたいと思います。 ジャンプの基礎点および加…

回転不足判定4

ここで、判定に疑問を呈するメールをいただいたこともあり、唐突ですが回転不足測定の話に・・・はじめに書いておかなければならないことが・・・ISUによって明示された回転不足判定の基準というものは恐らくありませんので、これまで私が行ってきた、ま…

世界選手権男子

高橋選手が初優勝、おめでとう!!! 結果はこちら プロトコル SP FS 高橋大輔選手 冒頭の4回転フリップへの挑戦には、本当にびっくりしました。構えがフリップになった瞬間、トリプルに違いないという先入観、そして“クワドは回避して、しっかりまとめ…

現行の加点制度に思うこと

バンクーバー五輪女子シングルはキム・ヨナ選手の圧勝に終わりました。プロトコルを見ていくと、キム選手の勝利は、“技の出来映え(GOE)”に大きく支えられたものであることが分かります。今日の日記では、そのGOE加点について私が思っていることを書…

バンクーバー五輪女子SP

得点詳細 表一番右の「+」をクリック フリー滑走順 フラット 安藤 キム 浅田 ロシェット ナガス の順 キム・ヨナ選手 直近の試合であったファイナルで3−3が決まらず、フリップが抜けるというミスの影響が全く感じられない素晴らしいジャンプでした。個人…

バンクーバー五輪男子FS

結果はこちら エヴァン・ライサチェク選手 4回転を回避。この決断は、プルシェンコ選手の安定感を考えると一つのミスもできないことを意味しますが、その通り後半の3Aの回転がぎりぎりで着氷が僅かに乱れたことを除けば完璧な内容。ライサチェク選手のフ…

バンクーバー五輪男子SP

こちらの表の一番右の+マークをクリックすると得点の詳細が表示されます。 第4グループまでは、有力候補が存分に持ち味を発揮し、さすがにどの選手も最高の状態に調整してきているな、と思ったのですが、ランク上位者が競う最終2グループでは、ジュベール…

ヨーロッパ選手権(男子)

結果はこちらから 今大会は、Youtubeで見ただけということもあり、大会の感想というよりは有力選手の五輪の展望その他という感じです。 エフゲニー・プルシェンコ選手 4−3コンビネーションとトリプルアクセルの安定感が抜群。ショート・フリー共にファース…