世界選手権2

女子SP結果
ttp://static.sportresult.com/sports/figureskating/live/
results/wc2008/SEG003.HTM
参考記事
ttp://www.isuskating.sportcentric.com/vsite/vcontent/content/
transnews/0,10869,4844-128590-19728-18885-283640-3787-4771-
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カロリーナ・コストナー選手(64.28点 1位)
スピンで見られがちであった軸ブレもなく3Lzでのステップアウト(約−2点)以外はほぼ快心の演技。
浅田真央選手(64.10点 2位)
スパイラルの最初のポジションが3秒に満たないか。スパイラルでは支持なしのポジションが3秒に満たないと、他の出来がどんなに良くてもレベルは1。レイバックスピンではノーマルポジションで8回転し、レベル4を狙った構成だったが判定はレベル2。キャッチフットとビールマンが認定されなかったか。コンボスピンでは恐らくRFIのキャメル(チェンジエッジ)とLBIのアップライトでのキャッチフットが回転不足と取られレベル2。どのポジションも2回転ギリギリであるものがことごとく認定されなかったか(厳しい!!)。スパイラルとスピンで約4点の失点。
中野友加里選手(61.10点 3位)
本人も言われるように完璧な演技。パーソナルベストも納得。
キーラ・コルピ選手(60.58点 4位)
こちらも快心の出来でPBをたたき出す。彼女のルッツはいつ見てもシビレル。
キム・ユナ選手(59.85点 5位)
技術点(32.71)を見たときは正直以外だった。彼女はノーミスであれば40点を超えると想定し、ルッツでの転倒(約4〜5点のTESロス)を加味しても35点は超えるだろうと思っていたからだ。何度か見返してみたが理由が今でもわからない。ルッツが2回転判定を受けたか、スパイラルの2つ目のポジションが認定されなかった(チェンジエッジと難しい変形が無いとされてレベル2)のか、はたまた他の理由か。プロトコルを見るのが楽しみ。(追記:スパイラルシークエンスがレベル1でした)
安藤美姫選手(59.21点 8位)
コンビネーションジャンプのセカンドを3Lo(5.0)から2Lo(1.5)に変更。フライングシットスピンで大きくバランスを崩す。恐らくチェンジエッジもキャノンボールも認定されていないであろう。最終グループ入りを逃した痛恨のミス。

全体を通しての最初の感想は、PCSに予想していたほどの差がつかなかったということなのですが、昨季と比較してみるとこれは開催地の差なのかな、とも思いました。昨季ホームであった浅田・中野・キム・安藤各選手のPCSはそれぞれ『−1.24 −0.64 −2.32 −2.03』と大きく下げていますが、今季ホームのコストナー・コルピ・マイヤー各選手においては『−0.80 +2.70 +0.44』となっています。もちろん当日の演技の出来そのものも影響するのですが、やはり地元の大声援がPCSを押し上げる側面もあるのかもしれませんね。

FS滑走順
ttp://static.sportresult.com/sports/figureskating/live/
results/wc2008/SEG004.HTM
SPを終えて、浅田選手は念願のワールドタイトルに向けて大きく前進したと言えそうです。直前のキム選手の出来を気にせず、フリーでも練習の成果を発揮できれば栄光の座は目の前です。中野選手の女子史上初(だと思うのですが)の8トリプルへの挑戦、安藤選手の巻き返しも楽しみです。