ジャパンオープン

試合結果詳細
ttp://www.skatingjapan.jp/InterNational/2007-2008/jo/index.htm

ワールド以降、フィギュアに関してはずいぶんのんびり過ごしていて朝の番宣で今日の開催を思い出しました。あやうく見逃すところでした。それにしても豪華なメンバー、ため息が出ます。
シーズンオフに開催されるいってみればお祭りのような大会ですので、スコア等には触れないことにしたいと思います。

高橋大輔選手
二回目の四回転トウループへの試みを見せてくれました。ワールドではコーチから4Tは一回にするようにとの指示を曲げての二度目のトライだったそうです。高橋選手自身が、プログラムに4Tを二回入れることの難しさ、体力面に及ぼす影響を理解した上で、究極の目標達成のために一回でも多くの経験が必要と判断しているのではないかと想像します。
中野友加里選手
インタビューでトリプルアクセルへの言及がなかったので、ダブルかな、と思ってましたが果敢に挑戦してくれました。きれいな着氷(DGでしたが)の後は、本当に安心して観ていることができました。ワールドでの順位には満足していないとのこと、表彰台に向けての彼女の闘いはまだまだ続きます。
浅田真央選手
素晴らしいトリプルアクセルでした。ワールドまではプログラムに入れていたトリプルルッツを外し、代わりにトリプルサルコウ(ダブルになってしまいましたが)を試みました。彼女は、今オフにルッツの矯正とサルコウジャンプの取得に取り組みたい考えを述べていましたが、恐らくそれに現在取り組んでいるということだと想像しています。数年前に彼女が跳んでいたトリプル(又はクワド)サルコウは、私にはサルコウというよりもスリーターンから入るアクセルジャンプに近いように感じられたのですが、今日のジャンプはその癖が改善されているように思いました。

新採点方式によるアマチュアでの競技経験のほとんどないトッド・エルドリッジ選手、本田武史選手もスピンでのバックエントランス・チェンジエッジ・難しい変形など今大会に向けて豊富に練習を重ねたところを見せてくれました。しかし、荒川静香さんののびのびしたスケートを見ると、プロはアマチュアとは別の枠での採点を考えることはできないかな、と思います。エルドリッジ選手の基本姿勢でのキャメル・シットスピンは正に絶品で、レベルを上げるためにそれが少ししか観られないのは残念に思いました。