スケートカナダ(女子SP)

リザルト
ttp://www.isufs.org/results/gpcan08/SEG003.HTM
ロシェット選手が首位、村主選手が二位発進。コストナー選手は7位と大きく出遅れ
ジョアニー・ロシェット選手
 ダブルアクセルの降り方で、身体を横に開くというかつてみたことのない工夫がありました。コンビネーションはファーストのトリプルフリップでオーバーターンし、セカンドをトリプルトウループからダブルに変更しました。その他は危なげない演技。技術点の36.70はコンボのミスを考えると凄いスコアです。どの要素にどれだけ加点がついているのか興味があります。
村主章枝選手
 不鮮明な映像でしたが、2つのトリプルジャンプの回転はぎりぎりのように感じました。レイバックスピンでは、珍しいバックからの入りでチェンジエッジ(これも珍しい!)、サイド→レイバック、8回転と難しい変形を取り入れずにしてレベル4を狙った構成です。最後のポジションで大きくトラベリングしてしまいましたが、素晴らしい試みだと思います。その他にもイーグル→ダブルアクセルなどの工夫が見られました。観ていて胸が熱くなるのを感じました。
キャロライン・ジャン選手
 フリップで転倒するミス。咄嗟に構成を変更しソロ予定のトリプルループダブルトウループをつける。スピンのポジションの美しさ、速度、軸の正確さはさすがです。スケーティングに伸びが無く、スピードを維持できないためでしょうか、スパイラルに6秒のポジションを取り入れることができず、レベル3の構成でした。スパイラルはレベル3と4でGOEの係数が倍違うので、今後の大きな課題となりそうです。(追記&訂正&お詫び:スパイラルのレベルアップの要件に170度以上のスピリットがありました。ジャン選手の支持なしのポジションはこれに該当し、レベル4の構成でした。申し訳ありません)
カロリーナ・コストナー選手
 冒頭のトリプルフリップトリプルトウループのセカンドトウループは恐らく回転不足だと思います。ルッツは両足着氷、更にダブルアクセルの助走で転倒し、演技の最後に再び試みるも転倒。残念なスタートになってしまいました。