NHK杯(女子SP)

浅田選手が首位、ワグナー選手、レピスト選手が続く。中野選手は5位と出遅れ
ttp://web.icenetwork.com/documents/2008/11/28/56636/1/
gpjpn08_Ladies_SP_Scores.pdf
浅田真央選手
 3−3のセカンドループが回転不足判定(約−5点)。これ(加えて長洲選手の3F<)は、厳しい判定だと感じました。課題であったルッツジャンプでエラー判定を受けなかったことは大きな収穫だと思います。スパイラルでのミスなども考え合わせると、ミスなく演じた時の技術点は42点前後を想定できそうです。
アシュリー・ワグナー選手
 コンビネーションのファーストをルッツからフリップに変更しました。そのフリップジャンプの着氷でフリーレッグをつくミス。このコンボはステップから入っているのできれいに成功させれば大きな加点が見込めそうです。
鈴木明子選手
 フリップジャンプの踏み切りが合わず、1回転になってしまった他は素晴らしい演技でした。そのフリップジャンプ、トウを突いた瞬間のエッジそのものは何度見返してみてもインに見えるのですが“e”判定を受けてしまいました。トウを突く直前に外側にカーブを切っていることが違反とみなされたのかもしれません。実は、鈴木選手は先月行われたフィンランディア杯ではルッツジャンプで“e”判定を受けています。このように大会によって大きく判定がぶれるのは基準が統一されていないことによる弊害であり、フリーの構成をLz二回にするのか、Fを二回にするのかの判断にも影響を与えていると思います。
中野友加里選手
 ジャンプで大きなミスを二つ重ねてしまいましたが、その他の要素はプラスGOEで埋め尽くされています。特にレイバックスピンでは大きな成長を感じました。