NHK杯(男子SP)

織田選手が首位発進。ウィアー選手、ポンセロ選手が続く
ttp://web.icenetwork.com/documents/2008/11/28/56638/1/
gpjpn08_Men_SP_Scores.pdf
織田信成選手
 インタビューでは極度の緊張状態にあったとのコメントがありましたが、07世選以来の大舞台とは思えぬ落ち着きのある演技に見えました。足換えシットスピンがレベル2となっています。これはRFIのチェンジエッジをした状態で8回転を狙ったものが途中で後ろ向きに回っていると判断された結果、どちらも不十分とされたのだと思います。このスピンではGOEでマイナス評価のジャッジが3人います。足換えの際に完全にアップライトの姿勢になってしまったのが原因かもしれません。彼の素晴らしいジャンプの流れは、GOE加点に大きく作用し、回数の増えるFSでは更に大きな武器になります。練習では非の打ち所のない完璧な4回転を見せてくれています。本当に楽しみです。
ジョニー・ウィアー選手
 冒頭3−3のセカンドトウがツーフットになるミスがありましたが、その他はウィア選手らしい安定した演技を見せてくれました。フリー逆転優勝の鍵は4回転、成功するところを是非見てみたいものです。
ヤニック・ポンセロ選手
 クワドトウーループでお手つきをしてしまうミスがありました。解説の本田氏が『4回転ジャンプが高すぎた』と取得に苦労している選手が聞いたら羨ましがりそうな失敗原因の分析をされていたように、持っている能力にはとてつもないものを感じます。高さと回転軸をうまくコントロールして、安定した着氷を身につけてもらいたいです。
無良崇人選手
 トリプルアクセルの高さと余裕のある着氷には驚きました。他のジャンプも幅と流れはもう一つでしたがきっちりと着氷。持っている力を存分に発揮できたのではないでしょうか。まさに『パーフェクトシニアデビュー』だと思いました。