中国杯

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 エリックに続いて連勝し、ファイナル一番乗りを決めました。おめでとう。FS後半のアクセルが抜けてしまったのを直後のコンボセカンドをトリプルにすることによってリカバリー、ここまでは良かったのですが、次のフリップコンボをソロで跳んで、ちょっとだけロスしてしまいました。現在、リカバリーの猛特訓中かな^^個人的にクワドを試みるには最適の大会と思っていたので、挑戦が見られなかったのは残念。確実に勝ち星を重ね、上昇傾向にある演技構成点を不動のものにする戦略かもしれません。

 GPS初優勝、おめでとう。今季初戦となった中部選手権の好調を維持し、ジャンプミスを最小限にとどめました。フライングキャメルではキャッチフット、レイバックのキャッチフットポジションではチェンジエッジを導入し、SP・FS全てのスピンでレベル4を獲得。フリーの技術点(64.58)はトップ選手の数字です。演技構成点がイマイチなのが残念です。スピードも十分に出ていたと思うのですが・・・正直、構成点の柱となるSS(スケーティング・スキル)の出方が良くわからないのですが、鈴木選手の評価が思うように伸びないのは、これまでの実績が少ないことが影響しているのだろうと思っています。このハンデを最小限に減らすためにも、次戦スケートカナダで表彰台に登り、ファイナルに進出したいところ。今大会の滑りが出来れば、それは確実に達成できるはずです。

 美しい姿勢から見事なアウト軌道で踏み切るルッツは不発。今季はまだ成功を見ていない気がします。荒川氏も指摘されていましたが、ルッツ以外のジャンプ構成が弱いので、大きな大会で上位に進出するにはルッツの成功が不可欠となりそうです。

 ジャパン・オープン(JO)から一転、ジャンプミスの目立つ大会となってしまいました。フリーではフリップ前のステップを踏まなかったことから見ても、調子がいまひとつだったのかもしれません。スパイラルの二番目のポジションで突然手を離してしまった瞬間には、何が起こったのかとびっくりしてしまいましたが、見返してみると、少し曲に遅れていたものを6秒のポジションを3秒にすることで調整したのだと思います。ジャンプ以外の要素でレベルの取りこぼしが多く、結果的にそれによって順位を一つ落としています。ロシェット選手にとって、課題が多く見つかった大会のように思います。

 SPでカロリーナ・コストナー選手(動画)の無効となってしまったスパイラル、調べてみましたところ、『ショート・プログラムにおいて、足換え(足換えの前および後に3 秒間保持のスパイラル姿勢があること)が全く行われなかった場合にはレベル無しとなる.』という規定(6ページ)に引っかかってしまっているんですね。確かに、最後のポジションが2秒ちょっとしか保持できていません。チェンジエッジを挟まないポジションに3秒を持ってきている選手は4秒近くは保持しないと危険ですね。いや、この規定は怖い。