ISUルール変更

7月1日に年度が替わり、ルールの変更点が告知されました。
http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=980
シニア男女シングルでは、昨季までフリーで4回までであったスピンが3回に減少しました。この変更により、要素間のつなぎに割ける時間が大幅に増え、個性豊かな演技が観られることを期待したいです。
加えて、昨季までは『 e 』のみであったルッツとフリップにおける間違ったエッジが『 e 』(長時間間違ったエッジに乗っている、または、全く正しいエッジに乗っていない。必ずマイナスGOE)と、『 ! 』(短時間間違ったエッジに乗っている、または、明白ではない。GOEは各ジャッジの判断に任せる)に分けられました。この場合の長時間と短時間の基準となる『take-off』とはどこからどこまでを指すのでしょうか。私は(順回転では)右足を振り上げた瞬間から、左足に体重が乗らなくなった瞬間までを指すような気がするのですが・・・ぐちゃぐちゃで考えれば考えるほどわからなくなってしまいます。『start』という表現もあるのでそれとの違いとあわせて正しい知識を身につけたいです。

http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=981
ISUの推奨するGOEのプラス基準が示されました。6つの判断基準のうち1〜2該当すれば+1、3〜4該当すれば+2、5〜6で+3です。(あくまでも推奨で強制力を持つものではないようです。)
ジャンプを例に見ると
1.予期せぬ/独創的な/難しい 入り
2.ステップその他の動作から入っている(訳に自信ないです)
3.多用な空中姿勢/回転を遅らせる
4.高い(そして/または)幅がある
5.優れた着氷姿勢/独創的な着氷
6.前後の流れが優れている
となっています。4〜6(加えて3の遅い回転)はジャンプの質そのものですが、1〜3(空中姿勢)は意識して跳ばないともらえない項目になります。個人的には、何の工夫をしなくても素晴らしい質のジャンプには高いGOEを与えるべきと思っているのですが、今季からは何らかの工夫を凝らさないと+2以上のGOEを獲得することは難しくなるのかも知れません。